電気検針票の「再エネ促進賦課金」について年間負担額などを確認してみました。
今月分の電気代検針票を眺めていると、「再エネ促進賦課金 604.00円」が目に留まり、この「再エネ促進賦課金」について調べてみることにしました。
再エネ促進賦課金とは、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の略のようで、2012年度から毎月の電気代に上乗せされて請求されています。
関西電力H.P.掲載のデータを元に、2012年度当初からの再エネ促進賦課金単価を下表にまとめました。
我が家が契約している従量電灯Aの場合です。
最初の15kWhまでの基本料と、15kWhをこえる1kWh毎の単価が設定されており、購入電力量に応じて算出され、請求電気料金に含まれてます。
再エネ促進賦課金制度開始の2012年度からの料金を確認してみると、基本料は当初3.30円だったものが7年後の2019年度には44.25円に、単価についても当初0.22円だったものが7年後には2.95円と、それぞれ10倍以上に値上がってます。
今後も上がり続けることが予想されます。
私の今月の検針票に話を戻すと、今月は205kWhに対して604円の再エネ促進賦課金でしたが、下記の様に計算は合いました。
基本料44.25円 + (205-15) × 2.95 = 604.75 → 604円
続いて、我が家が年間どれくらい再エネ促進賦課金を支払っているのか単純計算してみました。
我が家の年間購入電気量は、過去の検針票履歴から、ざくっと2,000kWh/年。
それに再エネ促進賦課金の単価2.95円をかけて、5,900円。
基本料を加味すると、ざっくり6,000円。
年間、6,000円も再エネ促進賦課金を支払っているんですね。
(念のため、過去12ヶ月分の検針票を実際に確認して再エネ促進賦課金を集計したところ、年間6,000円という数値は大体合ってました。)
再エネ促進賦課金は電気購入量に応じて計算されるものなので、さらに今後も値上がりしていくと思われますので、電気購入量は出来るだけ抑えないともったいないですね。
ちなみに、我が家は太陽光発電パネルを屋根に載せているので、電力会社からの購入電気量を幾らか抑えられています。
具体的には、
我が家の年間電気総使用量は、過去の使用実績からざっくりと3,500kWh/年。
そのうち、1,500kWh/年を昼間の太陽光発電で自家消費できていますので、電力会社からの購入量をざっくりと2,000kWh/年に抑えられています。
つまり、太陽光発電で自家消費している年間1,500kWh分の再エネ促進賦課金負担額を抑えられているということになります。
逆に言えば、太陽光発電していなければ、自家消費分の1,500kWhも合わせた3,500kWh分の再エネ促進賦課金を支払う必要が有ったわけですね。
3,500kWh分の再エネ促進賦課金は幾らなのか計算してみると、
3,500 × 2.95 = 10,325
基本料を加味して、ざっくりと11,000円/年となります。
結構な金額です。
話を整理すると、再エネ促進賦課金の年間金額は、我が家の場合、
太陽光発電していなければ、約11,000円/年。
太陽光発電をして、約6,000円/年。
太陽光発電のおかげで、年間約5,000円の再エネ促進賦課金を支払わずに済んでいるということになります。
(2019年度の単価により計算)
巨額な金額ではありませんが、支払うのは出来るだけ避けたいですよね。
太陽光発電を我が家に採用しておいて本当に良かったと思ってます。
【補足】
ガスを無くす「オール電化」というものがありますが、ガス代負担が無くなる代わりに電気代が増えますよね。
つまり、再エネ促進賦課金の支払額も比例して増えるということですよね。
余分な再エネ促進賦課金の支払額を増やしてまでオール電化にするメリットが有るか重要なポイントだと思います。
今後、オール電化にするかどうか迷っている方は、この見落としがちな再エネ促進賦課金も考慮してシミュレーションする必要があるのでは、と思ったので補足してみました。
(私の考えは合ってるかな?)
ちなみに、我が家はガスも電気も引いてます。