トイレ内の表示に違和感
外出先でトイレに入ると、禁煙・火気厳禁の表示を良く見かけますよね。
私は以前からその表示内容に違和感を感じてなりません。
以下の表示は一つの例です。
「トイレ内には感知器を設置しております。ライター・マッチ等を使用されると警報音がなり、防災センターへ通報されますので、使用されないよう、お願いします。」
違和感、感じませんか?
何かコレ、警報音が鳴って防災センターへ通報されてしまうから、ライター・マッチ等を使うな、と言っているように思えてなりません。
本来、火事の原因になるからライター・マッチ等を使うな、と書くべきでは?
警報音が鳴って防災センターへ通報されるのが嫌ならば、感知器を付ける意味が有りません。
私なら、次のような表現にします。
「トイレ内は全面禁煙ならびに火気厳禁です。火事の原因となるタバコやライター・マッチ等の使用を禁止します。(トイレ内に設置してある感知器は、ライターやマッチ等の小さな火にも感知して警報音を鳴らし、防災センターへ通報します。)」
どうでしょう? 長々とクドイかな?
さらに、大きく赤字で注意と記載されてますね。
両側に禁煙と火気厳禁のマークがあり、真ん中に感知器のマークが。
あたかも、「感知器に注意」と言っているようなもの。
感知器に注意して火を使えばいいということ? 違うでしょ?
私なら、注意の代わりに、
「禁煙・火気厳禁」
と明確に書きますが。
ひょっとして、「全面禁煙・火気厳禁」というダイレクトな表記よりも、「感知器に注意」といった間接的な表記のほうが火事抑制に効果が有るというデータを元に、敢えてこのような表現にしているという背景があるのかな?
そうであれば納得です。