ドイツではタクシー・バスの止め方に御注意を!!
ドイツに住み始めて間も無いときに経験した、嘘のような本当の話です。
知り合いとお酒を飲み終わり、最寄の地下鉄メトロの駅から自宅まではタクシーを拾うことにしました。
深夜を過ぎているものの、タクシーはポツポツ通ります。
しかしながら、タクシーが通る度に手を挙げて呼び止めようとするも、こちらには気付いている様ですが全く止まってくれません。
他に客が乗っているわけでもなく、空車です。
合計5台程には無視されたと思います。
...
なんで止まってくれないの?
日本人は乗車拒否?
...
バスの運行時間も終了しているので15分くらい途方に暮れてたとき、私はあることを思い出しました。
ドイツでは、タクシーとかバスを停車させるときには手を上方向に挙げるのは駄目で、横から斜め下方向に向けて手を差し出して合図する必要がある、と聞いたことがありました。
理由はというと...そうです。
上に手を挙げると、それはヒトラーを思い起こさせるから。
本当にそうなのかと思いながら、タクシーが次に来たタイミングで、手を道路を指すような角度で出してみました。
すると、一発で止まってくれました。
うそっ! 本当だった!
嘘のようで、本当の話です。
後にドイツ滞在期間が長い人に聞いてみても、コレは常識とのこと。
周囲のドイツ人を見れば、手を上に挙げる人はいないので、すぐに納得できると思います。
また、関連注意事項として、バス停留所では、停留所で立っているだけだったらバスは止まってくれません。
バスが来た際には、運転手からわかるように、タクシーを止めるのと同じように手を伸ばして(上方向は駄目ですよ)バスを止める必要が有ります。
「私が乗るよ~!!」と意思表示する必要があるということですね。
止まってくれると思ってボーっと立っているだけだったら、そのまま素通りされます。
(コレはドイツだけでなく他周辺各国共通と思います)
ドイツに行った際はご留意を。